2010年7月13日火曜日

2010年学会シーズン

学会シーズンも迫り,色々と忙しくなってきました.学会の準備もしつつ,秋までにはまとめたい仕事がいくつかあります.8月からはラボのメンバーも増えるので,少しは賑やかになりそうです.

今年度の秋は以下の三つに参加します.

8月:進化学会,9月:国際霊長類学会,遺伝学会

あと,11月の日本DNA多型学会のシンポジウムでも発表予定です.できるだけそれぞれ違う内容で話したいと思っています.

2010年7月5日月曜日

カニクウサル

昨晩のTV番組でシルバーリーフモンキーが尻尾でカニを釣って食べるという紹介がありました.結局その番組ではシルバーリーフモンキーはカニを食べず,サイノモルガスモンキーというのが本当のカニを釣るサルだというところで終わっていました.

サイノモルガスモンキー(cynomolgus monkey)というのはカニクイザル(crab-eating monkey)の別名で、いつもいろいろとお世話になっているサルです.他にもしっぽが長いことからlong-tailed monkeyとも呼ばれています.何故いろんな名前があるのかはよくわかりませんが,種内の多様性が高いのでもともと別の名前がついていたのだろうと勝手に想像しています.

僕は学生の時のボスがcynomolgusに拘っていたのでそのまま使い続けていますが,アメリカの研究者なんかはcrab-eatingと呼んでいる人が多いように感じます.ヒトによって呼び方が違うのは面倒なので,最近は学名を書いて済ませてしまっています.

で,このサルは名前の通りカニを食べるらしいのですが,尻尾で釣りをするというのは流石にないだろうというのを図鑑で読んだ記憶があります.本当だったら見てみたいところですが...