2009年2月20日金曜日

インドの雑誌

最近よく雑誌への投稿のお誘いのダイレクトメールが来るんですが,聞いたこともないジャーナルばかり.本拠地を見るとインドが多いです.レビューのお誘いなんて言われると一瞬嬉しくなっちゃいますが,知らない出版社の知らない雑誌のお誘いを受けるのには相当な勇気が要ります.

紙媒体無しでオープンアクセスということにして投稿者から掲載料を取れば,人件費が安くアウトソーシングのシステムがしっかりしているインドであれば十分ペイする,というかおいしい商売なのでしょう.

利用者としては細かいタイトルの雑誌がいっぱい作られるよりも,もう全部PLoS ONEでいいんじゃね?と思ってしまうのですが,そこは出版社も営利企業ですから競争原理なのでしょう.細かいカテゴリ分けは紙媒体の時代には便利でしたが,オンラインのオープンアクセスだとキーワードサーチ一発で済んでしまうので意味が薄いんですよね.

Google Sites

ファイル添付に便利なので,CV等を別サイトに移しました.

こちらです.

今週またひとつ年を取ってしまいました.どんどん大人の階段を登っています.

2009年2月15日日曜日

ロケット花火とIFについて

ロケット花火祭りは無事に終了しました.地元の人に聞いても,「お前あんなところ行くのか,hahaha」といった感じで焦りましたが,アホみたいに最前列に陣取らない限りは安全でした.ズボンは少し焼けてしまいましたが...

滞在中にたまたま台湾で学術会議のようなものがあったようで,その話が上がりました.統計によると日本の論文数はアメリカに次いで2位のようなのですが,IFの合計は振るわず,平均値では台湾の18位に負けるどころか32位という結果らしいです.

僕はIF至上主義には反対ですが,少なくとも僕の分野ではIFの高さと論文の内容には相関が見られます.論文数が多いのにIFが低いのは,国内紙への投稿が多いからでしょうか.分野にもよりますが,データだけ見ると日本の論文の質は低いと言わざるを得ないでしょう.

すぐ役に立つ研究だけがいい研究ではないのは確かです.特に僕が興味のある進化の研究などは典型でしょう.ただ,その中にも良いものと悪いものがあるのは確かです.役に立たない研究と質の低い研究をごちゃまぜに評価してはいけない,と,自分への戒めてとしておきます.

2009年2月6日金曜日

ロケット花火祭り

先日も書いた通り,来週から台南に行ってきます.たまたまですが滞在が現地のお祭りと重なって,「Lantern festivalがあるから夜に花火を見に行けるよ」,と聞いていました.提灯を持った人が練り歩くような穏やかな行事を想像していたのですが,それ以外にも何かがある様子...

今日になって,先方から送られてきたメールに貼られていたリンクをたどってみると,

http://www.tainan.gov.tw/cht/action/yanshuai/eng/safety/safety.html

のようなことが書かれています.こんな恰好で花火見物ですか?

なんじゃこりゃと思ってよく調べてみると,

ロケット花火を人に向けて撃ちまくるクレイジーなお祭りのようです.毎年怪我人が多発するようですが,とりあえず大事な洋服は着ていかないことにします.

2009年2月3日火曜日

シラバス

来週から台湾に行く予定なのですが,今週の頭になって突然講義時間が2時間×5コマと告げられました.いや,無理無理.

大学でいつも授業などやっている先生なら授業など手の物かもしれませんが,全く準備なしにいきなりはきついですね.今週はスライド作りに没頭しないといけないようです.教科書通りに進める授業は好きではないので,自分なりの切り口と解釈で授業を行う予定です.大変ですが色々勉強しなおしたりして,とても勉強になる作業です.